2013年11月12日火曜日

バイエルン美術紀行(4)

9月5日(木)ミュンヘン続き

前回、ノイシュバンシュタイン城のことを書いたが、11月6日付けの朝日新聞朝刊を開いてびっくり。そのノイシュバンシュタイン城が、「ドイツの観光名所トップ30」で堂々第1位に輝いていたのだ。
ちなみに、第2位は、ドイツ最大のテーマパーク「ヨーロッパパーク」(知らなかった!)、第3位がケルン大聖堂、以下、ベルリンのブランデンブルク門、ベルリンの壁と続く。
このトップ30は、ドイツ観光局が行ったアンケート「2013年外国人が選ぶドイツ人気観光名所トップ100」からとられたものなので、ノイシュバンシュタイン城は日本人だけでなく、多くの外国人に支持されているようである。

私が帰りのお土産に買ったチョコレートの包装も、ゲーテとシラー(右下)、ベルリンの戦勝記念塔(左下)、ハンブルク港(左上)、と並んでノイシュバンシュタイン城(右上)。



おそるべしノイシュバンシュタイン城。ドイツの観光業界にとっては、まさにルードヴィッヒ2世さまさまである。

さて、ニュンフェンブルク城にもどる。
宮殿の次は馬車博物館。

 
 豪華絢爛に飾られた馬車がずらりと並ぶ。

冬は雪深いバイエルンではそりも王の乗り物として豪華に飾られた。
こちらは当時の様子を再現したジオラマ。


5つ頭をもった竜のそりもある。
棍棒を振り回して竜を叱咤いる男の人は見ているだけで寒くなりそう。

「ガオーッ」
口から出しているのは長い舌か、炎か?

何かと話題のルードヴィヒ2世の若き日の肖像。

馬車博物館の2階は陶器博物館という名前はつけられていないが、きれいな陶器がずらりと並んでいる。
 



こういった凝った陶器もある。
まるで円山応挙の絵のような優雅な孔雀。



こちらは二条城の狩野探幽筆「松鷹図」のような迫力のある鷹。

(次回に続く)