2025年1月29日水曜日

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 ―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」

東京・上野公園の東京国立博物館 平成館では、開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺ー百花繚乱 御所ゆかりの絵画ー」が開催されています。

展覧会チラシ


大覚寺は、弘法大師を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。
今回の特別展は、今からおよそ1200年前、都が平安京に移ってまもない頃、嵯峨天皇(786-842 在位809-823)の離宮として建てられた嵯峨院が、貞観18年(876)に寺に改められられてから来年(2026)で1150年を迎えるのに先立ち、優れた寺宝の数々が一挙に公開される展覧会です。

それではさっそく展示の様子をご紹介したいと思います。


展覧会開催概要


会 期  2025年1月21日(火)~3月16日(日)
     ※会期中、一部作品の展示替え、場面替えがあります。
     前期展示:1月21日(火)~2月16日(日)
     後期展示:2月18日(火)~3月16日(日)
休館日  月曜日(ただし、2月10日、24日は開館)、2月25日(火)
開館時間 午前9時30分~午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
※2月21日(金)以降の毎週金・土曜日と2月23日(日・祝)は午後8時まで開館時間が延長されます(入館は午後7時30分まで)。総合文化展もあわせてご覧いただけます。
会 場  東京国立博物館 平成館
 
※掲載した写真は、報道内覧会で主催者より許可を得て撮影したものです。
※本展では、第4章に限り撮影可です。会場内で撮影の注意事項をご確認ください。

展示構成
 第1章 嵯峨天皇と空海ー離宮嵯峨院から大覚寺へ
 第2章 中興の祖・後宇多法皇ー「嵯峨御所」のはじまり
 第3章 歴代天皇と宮廷文化
 第4章 女御御所の襖絵ー正寝殿と宸殿


第1会場に入ってすぐは第1章の展示。
大覚寺ゆかりの《嵯峨天皇像》と《弘法大師像》にご挨拶をして先に進むと、目の前に現れたのは、見上げるほどの巨大な仏像群。
ここは東京国立博物館の平成館なのですが、京都国立博物館の平成知新館に迷い込んでしまったのでは!と驚いてしまいました。

第1章展示風景

五大明王は、真言密教の本尊・大日如来の命を受けて、いっさいの悪魔・煩悩を降伏させるため忿怒の相をとっているので迫力十分。ガラスケースもなく、これだけ近い位置で拝観することができるので、その迫力がダイレクトに伝わってきます。

 左から順に、大威徳明王、軍荼利明王、そして中央に鎮座するのは五大明王の主尊不動明王、続いて降三世明王、金剛夜叉明王です。

もとは大覚寺のすぐ近くの清凉寺の五大堂に安置されていて、明治時代初期に大覚寺に移されたとされる五大明王像は、清凉寺五大堂のたび重なる災害により被害を受け、その都度復興していたので制作年代も異なっています。

五大明王像の制作時期等は次のとおりです。
  大威徳明王 院信作 室町時代・文亀元年(1501) 重要文化財
  軍荼利明王 院信作 室町時代・文亀元年(1501) 重要文化財
  不動明王  院信作 室町時代・文亀元年(1501) 重要文化財
  降三世明王     江戸時代・17~18世紀
  金剛夜叉明王        江戸時代・17~18世紀
  (いずれも京都・大覚寺蔵 通期展示)

それぞれ個別ケースに納められているのは、大覚寺本尊の五大明王像です。

左から、不動明王、降三世明王 どちらも平安時代・12世紀
金剛夜叉明王 平安時代・安元2年(1176)
いずれも 重要文化財 明円作 京都・大覚寺蔵 通期展示

右 軍荼利明王 平安時代・安元3年(1177)
左 大威徳明王 平安時代・12世紀
どちらも 重要文化財 明円作 京都・大覚寺蔵 通期展示

この五大明王像は、とても珍しく貴重な仏像なのです。

作者の明円(?~1199頃)は、平安中期の仏師、定朝(じょうちょう)を祖とする院派、円派、奈良仏師(慶派)のうち円派の正統仏師で、この五大明王像は、安元2~3年(1176-77)にかけて、当時院政を行っていた後白河上皇の御所で制作されました。
そして、明円が平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて活動したことは同時代の諸史料により知られているのですが、当代一流の仏師・明円作の仏像で現存しているのはこの五大明王像だけなのです。

五大明王像は、普段は厨子に納められているので、正面からしか拝むことができませんが、今回は正面だけでなく左右からも、すぐ目の前で拝むことができます。
五大明王像が5体そろって東京にお越しいただくのは今回が初めてですので、この機会にぜひ近くで拝観いただきたいです。

遠くではよく見えなくても、近くで拝見するとよく見えてくるものがあります。
「金剛夜叉明王」の正面を向いたお顔は、額に一つ、目の位置にはそれぞれ二つ、あわせて五つの目を持ち、仏教の敵や煩悩を追い払おうとにらみつけているので、より一層怖さが感じられます。
そして、時代の転換期の作品らしく、優美で穏やかな作風と写実的で力強い表現が巧みに調和した名作であることも感じ取ることができます。

重要文化財 金剛夜叉明王 平安時代・安元2年(1176)
明円作 京都・大覚寺蔵 通期展示

個人的には、およそ850年にわたり「降三世明王」に踏み続けられているヒンドゥー教のシヴァ神とその妻ウマーの表情が印象に残りました。

重要文化財 降三世明王 平安時代・12世紀
明円作 京都・大覚寺蔵 通期展示



大覚寺の寺宝でよく知られているのは、仏像でいえば「秘仏」とも言える、60年に一度しか開封が許されない「勅封般若心経」ですが、前回は平成30年(2018)に開封されたので、今回の特別展では展示されていません。
そこで、今回は後嵯峨上皇(1220-72)が、嵯峨天皇にならって行った般若心経の書写供養の関する記録「勅封般若心経関連文書 正元元年勅封心経写筆供養記」 と、「勅封般若心経」の開封記録「勅封般若心経関連文書 勅筆心経開封目録」が展示されています。

勅封般若心経関連文書 正元元年勅封心経書写供養記
祐然筆 室町時代・寛正2年(1461) 京都・大覚寺蔵
通期展示


第2章には、出家して自ら門跡(門主、住職)となり、大覚寺の再興に尽力した後宇多天皇(法皇)(1267-1324)の書(宸翰)や肖像画はじめ、ゆかりの寺宝が展示されています。
下の写真右は、中世の大覚寺の大伽藍の様子を伝える境内図「大覚寺大伽藍図」(江戸時代・18~19世紀 京都・大覚寺 通期展示)。
書き込まれた建造物の名から、後宇多法皇入寺以降、延元元年(1336)に伽藍が消失するまでの配置が記されたものと考えられていますが、当時は大沢池の北側にも堂宇が配置されていたことがわかります。

第2章展示風景


第3章には、「源氏物語(大覚寺本)」や織田信長、豊臣秀吉の書状とともに、平安時代中期の武将・源満仲から将軍・源頼朝まで源氏に代々伝承された太刀がそろって展示されるので、刀剣ファン必見です!


右 重要文化財 太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)
平安~鎌倉時代・12~14世紀 京都・北野天満宮蔵 
左 重要文化財 太刀 銘 ▢忠(名物 薄緑〈膝丸〉)
鎌倉時代・13世紀 京都・大覚寺蔵
どちらも通期展示


そして第4章では、大覚寺に伝わる約240面(一括して重要文化財に指定)におよぶ襖絵・障子絵などの障壁画のうち123面が前期後期で展示されます(前期100面、後期102面を予定)。

大覚寺伽藍の中央に位置する宸殿(重要文化財)は、元和6年(1620)に後水尾天皇に入内した徳川和子(東福門院)の女御御所がのちに移築されたものと伝えられ、正寝殿(重要文化財)は安土桃山時代を代表する建築の一つで、この障壁画の多くをてがけたのは安土桃山から江戸時代初期にかけての絵師で、狩野永徳の弟子になり、京狩野の祖となった狩野山楽(1559-1635)でした。

色彩豊かな花鳥画や静謐な水墨山水の名品がならぶ様は、まさに壮観の一言。

右 松に山鳥図 江戸時代・17世紀 通期展示
左 立木図 安土桃山~江戸時代・16~17世紀
前期展示 どちらも重要文化財 京都・大覚寺蔵


重要文化財 山水図 狩野山楽筆 安土桃山~江戸時代・16~17世紀
 京都・大覚寺蔵 前期:17面、後期:13面展示  

正寝殿は歴代門跡の御座所(居室)で、なかでも最も格式が高い「御冠の間」は通常は非公開ですが、今回の特別展では、この部屋が原寸で再現されているので、その場にいるような雰囲気を味わうことができます。

正寝殿「御冠の間」原寸再現展示

そして圧巻は、宸殿の中心で最も大きな部屋「牡丹の間」にある「牡丹図」全18面がずらりと並ぶ展示スペース。全18面一挙公開は寺外初!
この壮大で優美な空間をぜひ体感していただきたいです。

重要文化財 牡丹図 狩野山楽筆 江戸時代・17世紀
京都・大覚寺 通期展示

展覧会オリジナルグッズも盛りだくさん。
怖いというよりかわいらしい感じの「不動明王ぬいぐるみ」や、きらびやかな「襖絵クッション」はじめ、ラインナップも充実しています。
会場内特設ショップにもぜひお立ち寄りください。


会場内特設ショップ


全展示作品57件のカラー図版と詳しい作品解説が掲載されている展覧会公式図録も販売中。
大覚寺のすべてがわかる読み応えのある一冊です。おすすめです。
(厚みがわかるように横から撮影しています。)

展覧会公式図録(税込 3,100円)


平成館ラウンジには、開幕日まで御所車に乗った「いけばな嵯峨御流」の牡丹が展示されていて展覧会の雰囲気を盛り上げていました。「牡丹図」では牡丹の花が大きく描かれていますが、これは決して誇張ではなく、実際の牡丹も大きいということが実感できたので、写真をアップしました。



サブタイトルにあるように、会場内はまさに「百花繚乱」。絢爛豪華な雰囲気が楽しめるので、ぜひおすすめしたい展覧会です。

2025年1月17日金曜日

東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画「拓本のたのしみ」

今年で22回目を迎えた東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画が始まりました。
王羲之、趙孟頫、文徴明、董其昌はじめ歴代中国の書家たちが特集されて、毎年新春に開催されている連携企画の今年のタイトルは「拓本のたのしみ」。
今回は世界屈指の拓本コレクションで知られる三井記念美術館が加わり、同館所蔵の拓本の名品が台東区立書道博物館に展示されるというので楽しさ倍増。開幕を心待ちにしていました。


展覧会チラシ

今回の連携企画のタイトルは「拓本のたのしみ」ですが、サブタイトルは東京国立博物館では「明清文人の世界」、台東区立書道博物館では「王羲之と欧陽詢」と、両館では異なりますので、それぞれの館ごとの見どころを紹介していきたいと思います。


東京国立博物館



展覧会名 東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画「拓本のたのしみ」
     拓本のたのしみー明清文人の世界ー
会 期  2025年1月2日(木)~3月16日(日)
      前期 1月2日(木)~2月2日(日)
      後期 2月4日(火)~3月16日(日)
会 場  東京国立博物館 東洋館8室

※展覧会の詳細等については同館公式サイトをご覧ください⇒東京国立博物館
※総合文化展では個人利用に限り撮影ができます。ただし、撮影禁止マークのついている作品は、所蔵者の意向により撮影ができません。


いつもは中国の書画の名品が展示されて、上海博物館に瞬間移動したような気分にさせてくれる東洋館8室は、今回は会場内いっぱいに拓本の名品の数々が展示されています。

右から 《孔宙碑》後漢時代・延熹7年(164)市河三鼎氏寄贈、
《皇甫誕碑》欧陽詢筆 唐時代・貞観元~15年(627-641)、
王羲之筆《興福寺断碑》唐時代・開元9年(721)
いずれも前期展示、東京国立博物館蔵


展示ケースには大判の拓本がずらりと並んでいて、石碑本体の亀裂がそのまま写されているものもあって、迫力満点。

さらに、黒ではなく朱を使った拓本や、平面ではない青銅器をどうやって写し取ったのだろうと考えてしまう作品もあって多士済々。

右から 《万安橋記》蔡襄筆 北宋時代・嘉祐5年(1060)由井勇造氏寄贈 前期展示
《大盂鼎》西周時代・前11世紀 通期展示、
《開通褒斜道刻石》後漢時代・永平9年(66) 前期展示
いずれも東京国立博物館蔵


そして、会場内の中央には石柱が堂々とした姿で鎮座しています。

《仏頂尊勝陀羅尼経幢》唐時代・咸通9年(868)端方氏寄贈 通期展示
東京国立博物館蔵

この壮観な景色を見ただけでも期待が高まってきますが、展示されている作品を詳しく知ると、すごい内容の展示であることがよくわかります。

たとえば、上の写真《仏頂尊勝陀羅尼経幢》は、八角柱のそれぞれの面に「仏頂尊勝陀羅尼経」を刻んだもので、清末の大コレクター・端方が明治36年(1903)に大阪で開催された第五回内国勧業博覧会に出品して、閉会後に東京帝室博物館(現:東京国立博物館)の依頼を受けて寄贈したといういきさつがありました。

上の写真右はその拓本の画像で、原本は会場内の別の場所に展示されているので、ここでは拓本と原石が同時に見られるという貴重な体験をすることができるのです。

中国4世紀の東晋時代に活躍した書聖・王羲之の書は、それを愛した唐の太宗皇帝が全国に散在するものを収集して宮中に秘蔵し、なかでも「蘭亭序」は太宗が眠る昭陵(しょうりょう)に副葬され、その他の書も戦乱などで失われてしまいました。そのため真筆は一つも残されていないので、拓本は王羲之の書風を伝える貴重なものなのです。

王羲之の代表作「蘭亭序」も、異なるバージョンのものが前期後期で展示されますが、注目したいのが《蘭亭図巻(万暦本)》(後期には乾隆本が展示されます)。


《蘭亭図巻(万暦本)》原跡:王羲之他筆、明時代・万暦20年(1592)
高島菊次郎氏寄贈 前期展示 東京国立博物館蔵

この作品を初めて見たのは、平成25年(2013)に東京国立博物館で開催された特別展「書聖 王羲之」の時でした。
王羲之が41人の名士を集めて催した蘭亭曲水の宴の場面が描かれた《蘭亭図巻(万暦本)》には、名士たちが作った詩も書かれていたので、日本の絵師たちも好んで描いた題材ですが、詩まで描き込んだものは見たことがなく、「さすが中国の作品だ!」と驚いたことをよく覚えています。

いつも趣のあるしつらえで楽しませてくれる文人の書斎を再現したスペースも、中央には拓本が掲げられています。この場でしばしたたずんで、明清の文人たちになった気分になって拓本を愛でてみてはいかがでしょうか。


展示風景



台東区立書道博物館



展覧会名 東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画「拓本のたのしみ」
     拓本のたのしみー王羲之と欧陽詢ー
会 期  2025年1月4日(土)~3月16日(日)
      前期 1月4日(土)~2月2日(日)
      後期 2月4日(火)~3月16日(日)
会 場  台東区立書道博物館

※展覧会の詳細等については同館公式サイトをご覧ください⇒台東区立書道博物館
※展示室内は撮影禁止です。掲載した写真は報道内覧会で同館の許可を得て撮影したものです。

中村不折記念館1階 第1展示フロアー展示風景

   
台東区立書道博物館の「拓本のたのしみ」のサブタイトルは、ずばり「王羲之と欧陽詢」。

まずは王羲之から。
同館の大きな見どころのひとつは、王羲之の書簡を集めて作られた法帖(※)の「十七帖」が見られることです。今回は他館蔵のものを含めて5点(前期4点、通期1点)展示されます。

(※)拓本には、青銅器(金)や石碑等(石)に施された文字や文様を紙に写し取る「金石拓本」と、肉筆による歴代の名筆を版に刻んで拓本にとり複製する「法帖(ほうじょう)」という方法があります。


右 《十七帖(賀監本)》 左 《十七帖(王穉登本)》
どちらも 原跡:王羲之筆 東晋時代・4世紀 
前期展示 台東区立書道博物館蔵    

続いては欧陽詢。
もうひとつの見どころは、王羲之の書法の流れを汲んだ初唐三大家の一人、欧陽詢の代表作「九成宮醴泉銘」が見られることです。

「九成宮醴泉銘」は、太宗皇帝が隋の仁寿宮を修復した九成宮に避暑に行った時、宮中の一隅に醴泉(甘い味の泉)が湧き出たことを記念して建てた碑の拓本で、今回は三井記念美術館所蔵のものを含め前後期で11点もの「九成宮醴泉銘」が展示されるという超豪華な内容になっています。そのうえ、これだけ作品数が多いと、拓本を取った年代の違いを楽しむことだってできるのです。

右から 《九成宮醴泉銘(海内第一本)》、《九成宮醴泉銘(天下第一本)》
《九成宮醴泉銘(官拓本)》 いずれも欧陽詢筆 唐時代・貞観6年(632)
前期展示 三井記念美術館蔵


真筆が残っていない王羲之の書は、筆跡を集めて作られた石碑の拓本や、唐の太宗皇帝が収集した真筆を初唐の三大家(欧陽詢、褚遂良、虞世南)らに臨書させたものからうかがうことができますが、太宗皇帝が王羲之の「蘭亭序」を能書の臣下に臨書させて、見事ナンバーワンに輝いたのが欧陽詢でした。
時を越えて「師弟関係」にあった二人の書家の競演が見ることができて、とても幸せな気分になってきます。


2階展示フロアー一番奥の中村不折記念室には、立体のものをどうやって拓本に写し取るのだろうと不思議に思っていた青銅器の拓本がずらりと並んでいます。

中村不折記念室 展示風景


驚いたことに、本館には拓本のもととなった本物の青銅器も展示されていました。
上の写真右から4点目の《井仁〇鐘銘》(〇は上に「二」、下に「女」)(西周時代・前9~前8世紀 前期展示 台東区立書道博物館蔵)と本館の青銅器をぜひ見比べてみていただきたいです。
これも実は先ほどご紹介した中国の大コレクター・端方のコレクションでした。

《井仁〇鐘》(〇は上に「二」、下に「女」)
西周時代・前9~前8世紀 通期展示
台東区立書道博物館蔵



展示作品の図版や、詳しい解説のコラムを満載した「拓本のたのしみ」図録も好評発売中。
どうやったら写せるのだろうと悩んだ青銅器の拓本の取り方も掲載されています。

「拓本のたのしみ」図録 定価:1,900円(税込)


見どころいっぱいの連携企画の会期は3月16日までですが、前期は2月2日で終わってしまいます。
東京国立博物館、台東区立書道博物館とも前期後期でほとんどの作品が展示替えになりますので、ぜひ両館の前期も後期もどちらもご覧いただきたいおすすめの展覧会です。

2025年1月8日水曜日

国立西洋美術館 2025年度展覧会スケジュール

東京・上野公園にある国立西洋美術館の2025年度展覧会スケジュールが発表されました。
充実した内容の西洋絵画などのコレクションや寄贈・寄託作品を展示している常設展、海外の美術館などと連携した企画展が開催されて、連日多くの方が訪れている国立西洋美術館では、2025年度も西洋美術の魅力がたっぷり味わえて、ワクワクする企画展、小企画展が続々と開催されます。


【2025年度小企画展スケジュール】


梶コレクション展ー色彩の宝石、エマーユの美
【開催期間:2025年3月11日~6月15日】


国立西洋美術館にこのたびジュエリーアーティストの梶光夫氏が収集したエマーユを中心とした工芸品コレクションが寄贈されたことを契機に開催される展覧会です。
エマーユとは、七宝に相当するフランス語で、金属の素地にガラス釉を焼きつけた工芸品のことで、寄贈されたコレクションは19世紀後半から20世紀初頭のフランスで制作されたものが中心で、作品数は約150点にものぼります。

今回の小企画展では、コインのような小さなエマーユから、ジュエリーや宝石小箱、そして額装された大振りのエマーユまで、梶コレクションの全貌が明らかにされます。
あわせて、梶氏が所蔵するアール・ヌーヴォーの工芸品やアルフォンス・ミュシャのポスター等も展示されるので、とても華やいだ雰囲気が楽しめそうです。

額寸が50㎝四方のエマーユ。

ポール・ボノー 《ルネサンス期ファッションの若い女性》 
1907年  50 x 50 cm(額寸)、17 x 17 cm(エマーユ)
 国立西洋美術館 梶コレクション 

コインのような小さな空間に細かな装飾が描かれた《皇后テオドラ像》。
皇后テオドラは、ビザンツ帝国(東ローマ皇帝)ユスティニアヌス1世(在位527-565)の妃で、「大帝」と称された夫とともにローマ帝国の栄光回復につとめたことで知られています。
威厳のある表情がその功績を表しているように感じられます。

《皇后テオドラ像》 19世紀後半 2.6 x 2.6 cm
 国立西洋美術館 梶コレクション  

普段の生活で使う小物にも見事な装飾が施されていて、とてもおしゃれです。

シャルル・ルペック 《ヴィーナスが描かれた脚付盃》
 1863年 20 x 20 x 17 cm  国立西洋美術館 梶コレクション



《愛の泉が描かれたピルケース》 1860年頃
 6 x 6 x 3 cm  国立西洋美術館 梶コレクション 





ピカソの人物画
【開催期間:2025年6月28日~10月5日】


20世紀美術の巨匠パブロ・ピカソは、何よりも「人」を描いた画家であり、めまぐるしい変貌を繰り返しつつも、強い存在感を放つ人間像を生み出し続けました。
今回の小企画展は、近年多数の寄託作品によって拡充された国立西洋美術館のピカソ・コレクションを中心に、ピカソの人物像の主題に迫る展覧会です。
国内でピカソ作品をまとまって見られる幸せを噛みしめたいです。


物語る黒線たちーーデューラー「三大書物」の木版画
【開催期間:2025年10月25日~2026年2月15日】


古代ギリシャの有名な画家にあやかって「黒線のアベレス」との異名をとり、色のない線であらゆるものを描きつくすと評されたドイツ・ルネサンスを代表する芸術家、アルブレヒト・デューラーの「三大書物」ー『大受難伝』、『黙示録』(ラテン語版による再版)、『聖母伝』の版画連作をはじめて全点展示する展覧会です。
デューラーの「三大書物」の木版画をすべて所蔵しているのは国内では国立西洋美術館だけですので、このチャンスを逃すわけにはいきません。
デューラー好きが高じてニュルンベルクのデューラーの工房「デューラー・ハウス」まで行った筆者としては、まさに待ち望んでいた展覧会です。


アルブレヒト・デューラー 《『黙示録』:龍と闘う聖ミカエル》
 1498年頃、1511年出版(ラテン語版再版、印刷本としての初版は1498年)
 木版、活版印刷 39.4 x 28.1 cm  国立西洋美術館


フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵 フランドル聖人伝板絵ー100年越しの”再会”
【開催期間:2025年10月25日~2026年5月10日】


1520年代のフランドル(現ベルギー)で制作され、20世紀初頭に日本とベルギーに分かれて所蔵された2点の聖人伝板絵を100年越しに「再会」させる企画です。
2点を並べて展示して、美術史学的アプローチと自然科学的調査から得られた最新の研究成果とともに紹介されるので期待したいです。

作者不詳 《聖ヤコブ伝》 油彩、
板 116.4 x 105.6 ㎝  国立西洋美術館 旧松方コレクション  


【2025年度企画展のご案内】




●西洋絵画、どこから見るか?ールネサンスから印象派まで
 サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館
 【開催期間:2025年3月11日~2025年6月8日】




●スウェーデン国立美術館 素描コレクション展ールネサンスからバロックまで
 【開催期間:2025年7月1日~2025年9月28日】




●オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
 【開催期間:2025年10月25日~2026年2月15日】


2025年度の企画展も海外の西洋絵画の名品が見られる展覧会が続くので、今年も国立西洋美術館から目が離せません。


【国立西洋美術館情報】
館 名  国立西洋美術館
所在地  〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
開館時間 9:30~17:30
     金・土曜日 9:30~20:00
     ※入館は閉館の30分前まで
休館日  月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始
URL    https://www.nmwa.go.jp/

2024年12月31日火曜日

2024年 私が見た展覧会ベスト10

早いもので今日が2024年の大晦日。今年も恒例の「私が見た展覧会ベスト10」を発表したいと思います。


第1位  特別展「中尊寺金色堂」


会 期  2024年1月23日(火)~4月14日(日)
会 場  東京国立博物館

中尊寺金色堂内にある3つの須弥壇のうち中央檀上の国宝仏像11体がそろって公開される展覧会でした。現地ではできないことですが、まるで中央檀の中を回遊するかのように仏様を拝むことができるという贅沢な体験ができました。




第2位 静嘉堂@丸の内 特別展「眼福ー大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」


会 期  2024年9月10日(火)~11月4日(月・振休)
会 場  静嘉堂@丸の内(明治生命館1階)

約1,400件にものぼる静嘉堂の茶道具コレクションの中から将軍家や大名家が旧蔵していた茶道具の名品をはじめ選りすぐりの79件が展示された超豪華な内容の展覧会でした。
名物の茶入だけでなく、茶入を含む仕覆(しふく)や箱など付属品も所狭しと並ぶ様は壮観でした。



 

第3位 泉屋博古館東京 特別展「オタケ・インパクトー越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズムー」


会 期  2024年10月19日(土)~12月15日(日)
会 場  泉屋博古館東京

今では忘れ去られた存在になってしまいましたが、近代日本画界に旋風を巻き起こした尾竹三兄弟の重要作や初公開作品など、前後期あわせて約70点もの作品が大集結した展覧会でした。
いつかは見たいと思っていた、日本画では珍しいアヴァンギャルドな作品、尾竹竹坡《月の潤い・太陽の熱・星の冷え》(宮城県立美術館蔵)を目の前にして大きなインパクトを受けました。





第4位 根津美術館 企画展 美麗なるほとけー館蔵仏教絵画名品展ー


会 期  2024年7月27日(土)~8月25日(日)
会 場  根津美術館

根津美術館が所蔵する約200件もの仏教絵画の中から、やまと絵と中国・宋代絵画が融合した国宝「那智瀧図」をはじめ、現存最古でありながら保存状態が良い大日如来像、中国・唐代の失われた原本を写した作品など、国宝・重文19件を含む約40件の貴重な名品が展示された展覧会でした。
 




第5位 三井記念美術館 「唐ごのみー国宝 雪松図と中国の書画ー」


会 期  2024年11月23日(土・祝)~2025年1月19日(日)
会 場  三井記念美術館

三井記念美術館の冬の風物詩・円山応挙の国宝《雪松図屏風》とともに、中国・宋~元時代から、明や清に至るまで、江戸時代の人たちが愛でた「唐ごのみ」の逸品が展示されている展覧会です。
王羲之や顔真卿はじめ、世界屈指の拓本コレクションで知られる同館所蔵の拓本の名品のレパートリーに感動しました。
新年は1月19日(日)まで開催しているので、まだの方はぜひ!




第6位 国立西洋美術館 企画展「内藤コレクション 写本ーいとも優雅なる中世の小宇宙」


会 期 2024年6月11日(火)~8月25日(日)
会 場 国立西洋美術館

活版印刷術がなかった中世ヨーロッパで羊や子牛などの動物の皮を薄く加工して作った獣皮紙に聖書などのテキストを写筆した「写本」のカラフルな装飾の華やかさや、今でいう「ゆるカワ」キャラクターのイラストが楽しめました。







第7位 山種美術館【特別展】犬派?猫派?ー俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃までー


会 期 2024年5月12日(日)~7月7日(日) 
会 場 山種美術館

江戸初期から現代までの可愛い犬や猫が描かれた日本画の作品が大集結した、動物好きにはたまらない、心が癒される展覧会でした。トリ派のためにも鳥の作品も展示されていました。






第8位 大倉集古館 特別展「大成建設コレクション もうひとりのル・コルビュジエー絵画をめぐって」


会 期   2024年6月25日(火)~8月12日(月・休)
会 場   大倉集古館

建築家として知られるル・コルビュジエの初期から晩年までの絵画作品が約130点も展示された展覧会でした。
作品のモチーフがどこに描かれているのだろうと考えさせられてしまう、ル・コルビュジエのミステリアスな抽象絵画は味わい深いものがありました。





第9位 相国寺承天閣美術館 企画展「禅寺の茶の湯」


会 期  2024年9月14日(土)~2025年2月2日(日)
会 場  相国寺承天閣美術館

室町幕府第三代将軍・足利義満によって創建された臨済宗相国寺派大本山相国寺と、鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)をはじめとした塔頭寺院の茶の湯の名品がⅠ期Ⅱ期で全203作品が展示される展覧会です。
知っているようで知らなかった禅寺と茶の湯のかかわりがわかるとても興味深いに展覧会です。
会期は2025年2月2日(日)まで。メインビジュアルになっているⅡ期展示の国宝《玳玻散花天目茶碗》(相国寺蔵)が展示されています。ご興味のある方はぜひ!






第10位 川崎浮世絵ギャラリー


川崎浮世絵ギャラリーは、希少な肉筆浮世絵から、役者絵、美人画、武者絵、新版画まで豊富な浮世絵コレクションで知られる「斎藤文夫コレクション」が展示される美術館ですが、去る11月29日に同館名誉館長の斎藤文夫さんが逝去されました。
ご冥福をお祈りするとともに、これからも毎回、企画展を楽しみに通い続けたいと思います。斎藤文夫さんありがとうございました。





番外編 東京長浜観音堂


滋賀県の長浜「観音の里」から毎回一体の観音様に東京までお出ましいただいていた「東京長浜観音堂」が今年12月1日に閉館になりました。
長い間ありがとうございました。





毎年、見に行った展覧会はどれも印象的でベスト10を選ぶのに苦労しますが、今年は一つの美術館・博物館につき一つの展覧会というルールで選んでみても、例えば東京国立博物館では、本阿弥光悦展にしようか、はにわ展にしようか悩みました。
それだけ今年もアートライフが充実していたということだと思います。
来年も新たな展覧会にめぐり会えるのが楽しみです。

あらためまして今年一年のご愛読ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

みなさまよいお年をお迎えください。

「私が見た展覧会ベスト10」のバックナンバーはこちらです。



2024年12月27日金曜日

山種美術館【特別展】HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―

東京・広尾の山種美術館では、【特別展】HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―が開催されています。

展覧会チラシ

【展覧会開催概要】


会 期  2024年12月14日(土)~2025年2月24日(月・振休)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 
休館日  月曜日[1/13(月・祝)、2/24(月・振休)は開館、1/14(火)は休館
     12/29(日)~1/2(木)は年末年始休館]
入館料  一般 1400円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要)
     【冬の学割】大学生・高校生500円 
     ※本展に限り、特別に入館料が通常1100円のところ500円になります。

その他、各種割引、展覧会の詳細等は山種美術館公式ホームページをご覧ください⇒https://www.yamatane-museum.jp/ 

展示構成
 第1章 福をよぶ―吉祥のかたち
 第2章 幸せをもたらす―にっこり・ほのぼの・ほんわか


展覧会チラシをご覧になって「あれッ?」と思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。いつも江戸時代から近代・現代日本画の名品の展覧会を開催している山種美術館なのに、チラシにはなぜかハニワの写真も。
しかし、そのナゾは展示室に入ってわかりました。

※掲載した写真はプレス内覧会で美術館より許可を得て撮影したものです。
※今回の特別展では、《埴輪 猪を抱える猟師》(5-7世紀(古墳時代) 個人蔵)のみ写真撮影OKです。撮影はスマートフォン・タブレット・携帯電話に限定されています。その他、撮影の注意事項は展示室内でご確認ください。


《埴輪 猪を抱える猟師》5-7世紀(古墳時代) 個人蔵



新年を迎えるのにふさわしいおめでたい展覧会ですので、松竹梅、七福神、富士山、鶴や来年の干支の蛇など、おめでたい画題の作品がずらりと並んでいます。

展示風景

第1展示室の冒頭を飾るのは富士山をはじめとした吉祥画を数多く描いた横山大観の《天長地久》(昭和18年頃 山種美術館 上の写真左手前)。青々と茂る松林と、画面右から左に飛んでいく鶴の群れが緊張感を感じさせる印象的な作品です。
「天長地久」とは、永久に変わることのない天地のように、物事がいつまでも続くことを意味する語ですが、太平洋戦争のさ中、連合軍の反攻で日本軍が劣勢に立たされるようになった昭和18年頃の大観の、変わることのない日本を残したいという思いが伝わってくるようです。

大観の願いもあってか、敗戦後も日本は滅ぶことなく平和な日々が訪れました。
戦後に描いた松林にはどことなくのどかな雰囲気がただよっているように感じられます(下の写真中央)。


横山大観・川合玉堂・川端龍子《松竹梅》
(右から川合玉堂「竹(東風)」、横山大観「松(白砂青松)」、川端龍子「梅(紫昏図)」1955(昭和30)年 山種美術館


三人の巨匠によるこの作品は、山種美術館の創設者・山﨑種二氏の希望により企画された松竹梅展で実現したもので、青龍社を創設して大観と袂を分かった川端龍子と横山大観は、戦前は仲たがいしていたのですが、戦後は交流が復活して、二人でひたすら酒を酌み交わしたという、これまたおめでたいエピソードも残されています。

今回のメインビジュアルの中でも特に大きく扱われているのは、その川端龍子が描いた《百子図》(大田区立龍子記念館)。

川端龍子《百子図》1949(昭和24)年 大田区立龍子記念館


象のまわりを子どもたちがうれしそうにはしゃいでいて、見ている私たちも明るい気分なってきます。
この作品は、戦後、「象を見たい」と東京の子どもたちが行動を起こし、「戦時猛獣処分」で象がいなくなった上野動物園にインドから「インディラ」と名付けられた象が贈られ、象は首につけた鈴を鳴らしながら芝浦の港から上野動物園まで歩いたというエピソードに触発されて龍子が描いたものでした。

HAPPYな気分になれるのは、やはり平和があってこそ。
今回の展示を見て、あらためて平和の大切さを感じました。


続いては、二つの国立博物館での展覧会ですっかり人気者になったハニワが登場。
冒頭でご紹介したハニワは、獲物の猪を抱えて得意気な表情をしています。

展示風景

その左隣の独立ケースに展示されているのは、極楽浄土に棲み、その美しい声で仏法を説くという想像上の鳥で、上半身は人の姿、下半身は鳥の姿の迦陵頻伽(かりょうびんが)像。
仏涅槃図でよく見かける迦陵頻伽は嘆き悲しむ表情で描かれていますが、この迦陵頻伽は子どもがにこやかに笑っているような表情をしています。
どちらもHAPPYな表情をしているので今回の特別展に展示されているということがここで初めてわかりました。そして展覧会のタイトルも「HAPPYな『日本画』」でなく「HAPPYな日本美術」になっているナゾも同時に解けました。


新年の楽しみのひとつは七福神めぐり。展示室内でも七福神めぐりができます。

こちらは狩野探幽没後に江戸狩野派の総帥となった狩野常信の《七福神図》。
七福神をかこんではしゃぐ子どもたちがとてもかわいいです。

狩野常信《七福神図》17-18世紀(江戸時代) 山種美術館



初夢でどんな夢を見るのかは、大いに気になるのではないでしょうか。
ここで富士山が描かれた作品を見て富士山のイメージをつかんで、ぜひいい初夢を見ていただきたいです。

右から 小松均《赤富士図》1977(昭和52)年、奥村土牛《山中湖富士》
1976(昭和51)年、横山大観《心神》1952(昭和27)年
いずれも山種美術館


今回の特別展では、山種美術館所蔵の《伏見人形図》をはじめ《鶴図》《鶏図》《叭々鳥図》《蛸図》(いずれも個人蔵)の5点もの伊藤若冲作品を観ることができます。
中でも海中をゆらりと泳ぐ「さかさタコ」は初めて見ましたが、くりっとした目が愛らしいです。

右 伊藤若冲《伏見人形図》1799(寛政11)年 山種美術館
左 《蛸図》18世紀(江戸時代) 個人蔵

今回もミュージアムグッズは、新発売も多く出ていて内容が充実してます。



《百子図》(大田区立龍子記念館)をモチーフにしたミニトートバッグ(税込1,650円)はおすすめです。ハニワや伊藤若冲《伏見人形図》(山種美術館)ほがのアクリルホルダー(各 税込770円)がぶら下がっているのが見えますでしょうか。とてもオシャレです。




Cafe椿では、出品作品にちなんだ和菓子に加え、クリスマスやお正月限定の和菓子も楽しむことができます。



年内は12月28日(土)まで。新年は1月3日(金)から。
2025年がHAPPYな年になることを願って、ぜひ訪れていただきたい展覧会です。