2026年8月7日金曜日

特別展「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」

 東京・上野公園の東京都美術館では、特別展「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」が開催されています。

フォトスポット


現在の東京都美術館が1926(大正15)年5月、東京府美術館として開館してから今年(2026年)でちょうど100年目を迎えたことを記念して、今年1月から始まった開館100周年記念特別展は、今回が第3弾。
今回の特別展は、世界を代表するミュージアムのひとつである大英博物館から日本美術コレクションの至宝が厳選されて来日した、まさに百花繚乱、超豪華な内容の展覧会です。

開幕を前に開催された報道内覧会に参加しましたので、さっそく展覧会の様子をご紹介したいと思います。


展覧会概要


展覧会名:東京都美術館開館100周年記念
     大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画
会  場:東京都美術館(東京・上野公園)
会  期:2026年7月25日(土)~10月18日(日)
開室時間:9:30~17:30 ※金曜日は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで
休 室 日  :月曜日、10月13日(火)
     ※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)は開室
展覧会公式サイト⇒https://daiei-ten2026.exhibit.jp

※展示室内は一部を除き撮影禁止です。掲載した写真は、報道内覧会で美術館より許可を得て撮影したものです。

展示構成
 プロローグ 大英博物館と「日本」をつないだ貢献者たち
 第1章 花開く江戸絵画
 第2章 浮世絵―—江戸の「いま」を映す万華鏡
 


※「大英博物館日本美術コレクション」展 会場写真

展示室に入ってすぐに見えてくるのは、円柱が立ち並ぶ重厚なしつらえ。
いきなり欧米の美術館に迷い込んだ気分にさせてくれますが、こういった雰囲気の中で見る葛飾北斎の代表作《「冨嶽三十六景 凱風快晴」》をはじめとした江戸絵画は、まるで海外で懐かしい人に会ったような格別な味わいがあります。

※「大英博物館日本美術コレクション」展 会場写真
中央が葛飾北斎《「冨嶽三十六景 凱風快晴」》天保元~4年(1830-1833)頃 大英博物館蔵

日本史に出てくる有名な歴史上の人物も登場します。
円柱の間からのぞく《聖徳太子像》と《源頼朝像》は、どちらも室町時代の作品で、作者は不詳です。
一瞬、「なぜ源頼朝像がロンドンに!?」と思いましたが、やはり京都・神護寺が所蔵する国宝《伝源頼朝像》に拠って制作されたと考えられていのでした。

右 作者不詳《源頼朝像》室町時代(14世紀後半)
左 作者不詳《聖徳太子像》室町時代(14世紀)
どちらも大英博物館蔵


明治維新後に離れ離れになって、約150年ぶりに奇跡の再会を果たしたことが大きな話題になった襖絵が見えてきました。


左から 狩野宗眼重信《秋冬花鳥図襖》大英博物館蔵、《春景花鳥図襖》個人蔵
どちらも桃山時代末~江戸時代初(17世紀初)


《秋冬花鳥図襖》、《春景花鳥図襖》をはじめとした襖絵は、17世紀初め(桃山時代末~江戸時代初)、奈良・談山神社(幕末までは妙楽寺)の重要な建物(竹林坊学頭屋敷)のために狩野宗眼重信によって描かれたと伝えられ、明治の神仏分離・廃仏毀釈のあおりで、1870(明治3)年頃、談山神社を離れ、売りに出されたと考えられています。
そして時を経て2024(令和6)年、現在はイギリス・ロンドンの大英博物館にある《秋冬花鳥図襖》と、日本・青森県中泊町の旧家・宮越家が所蔵する《春景花鳥図襖》が、一連のものであることが判明したのでした。

展示方法にもこだわりが見られました。
二つの襖絵は、学頭屋敷の花鳥間では、上の写真のように直角に並んでいたのでした。つまり手前のスペースが花鳥間ということですね。

展示のこだわりはそれだけではありませんでした。
《春景花鳥図襖》の反対側に回ると、《春景花鳥図襖》と表裏をなしている《名所風俗図襖(三保松原・清見寺)》の雄大な景色を見ることができます。

狩野宗眼重信《名所風俗図襖(三保松原・清見寺)》桃山時代末~江戸時代初(17世紀初)
個人蔵


さらに驚くべきことに、《秋冬花鳥図襖》の反対面に描かれていた《琴棋書画仙人図襖》はシアトル美術館が所蔵していて、このたびはるばる太平洋を渡って、かつてのように《秋冬花鳥図襖》の反対側に展示されているのでした。

狩野宗眼重信《琴棋書画仙人図襖》桃山時代末~江戸時代初(17世紀初)
シアトル美術館蔵

もともと奈良にあった狩野派の襖絵がイギリス、アメリカ、青森に分かれ、それが今、東京でおよそ150年ぶりに再会するという、まさに奇跡の場面をぜひお楽しみいただきたいです。


ほかにもイギリスからの初里帰り作品などが多数来日しています。

円山応挙《虎の子渡し図屛風》は、下村観山や今村紫紅をはじめ近代日本画家を支援し、自らも美術品コレクターだった横浜の実業家・原三溪の旧蔵品。
関東大震災をきっかけに多くのコレクションを手放し、甚大な被害を受けた横浜の復興に尽力した三溪の旧蔵品が海外にまで出て、ロンドンで大切にされていたのでした。

円山応挙《虎の子渡し図屛風》天明元~2年(1781-1782) 大英博物館蔵


英国の王子(のちの国王)と近代日本画家との共作というとても珍しい作品も初来日です。


英国ジョージ王子(のちの国王ジョージ5世)、久保田米僊《蛍図》
明治14年(1881)11月5日 大英博物館蔵



ここまで大英博物館の江戸絵画コレクションのすごさには驚かされてばっかりでしたが、浮世絵コレクションの豊富さも、これまたすごいです。



※「大英博物館日本美術コレクション」展 会場写真


いまや「世界の北斎」となった葛飾北斎をはじめ、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、初代歌川豊国、歌川広重、歌川国芳といった八大絵師ほか、コレクションの多さにも圧倒されますが、珍しい作品も楽しめました。

葛飾北斎でいえば、出版されなかった北斎の版下絵がその一つ。

※「大英博物館日本美術コレクション」展 会場写真


歌川広重のエリアでは、バージョンの違う日本橋が展示されています。

※「大英博物館日本美術コレクション」展 会場写真


そして、広重のスケッチブックも。
写生から広重のイマジネーションが広がって作品につながっていく過程がよく伝わってきます。

※「大英博物館日本美術コレクション」展 会場写真


ゴッホが模写したことでも知られる《「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」》は、対岸の船が省略されていない初摺の本版でした。以前、東京藝術大学大学美術館所蔵のバージョンを見て以来、久しぶりに対面することができたのがうれしかったです。

歌川広重《「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」》安政4年(1857)9月
大英博物館蔵


2000年代以降に大英博物館が新たに収蔵した傑作も来日しています。
大英博物館では、50点ほどしか現存していない喜多川歌麿の肉筆画のうち11点も所蔵していて、《文読む遊女》のように、これだけ大ぶりの作品はとても珍しいものなのです。

  
喜多川歌麿《文読む遊女》文化元~3年(1804-1806) 大英博物館蔵



会場内の特設ショップには、展示作品をモチーフにしたコラボグッズやオリジナルグッズが盛りだくさん。どれもほしいものばかりで迷ってしまいます。

特設ショップ



大英博物館が誇る4万点に及ぶ日本コレクションから厳選された江戸時代の屛風、掛軸、絵巻、浮世絵版画などの優品をフルカラーで掲載して、作品解説に加えて、論考、コラムも数多く収録した図録は、華やかで読み応えがあります。

展覧会図録


大英博物館では、日本美術のコーナーで定期的に展示替えを行っているとのこと。
世界中から多くの方が訪れる大英博物館で日本美術の素晴らしさを発信しているコレクションが里帰りしたこの機会に、名品の数々をぜひご覧いただきたいです。
おすすめの展覧会です。

2026年8月6日木曜日

東京国立博物館 弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 

東京・上野公園の東京国立博物館では、弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」が開催されています。




今回の特別展は、空海ゆかりの名宝や密教美術の名品、真言宗各派の秘仏をはじめ、真言宗各派総大本山会(各山会)所属の十八本山をはじめ関係寺院が所蔵する国宝15件、重要文化財60件を含む88件の至宝が一堂に会した見どころ満載の展覧会です。
開幕前に開催された報道内覧会に参加してきましたので、展覧会の様子をさっそくご紹介したいと思います。

※真言宗各派総大本山会(各山会)所属の十八本山
 長谷寺、仁和寺、寳山寺、智積院、朝護孫子寺、勧修寺、大覚寺、醍醐寺、根来寺、
 中山寺、金剛峯寺、西大寺、教王護国寺[東寺]、清荒神清澄寺、泉涌寺、善通寺、
 須磨寺、随心院

展覧会開催概要

会 期  2026年7月14日(火)~9月6日(日)
     *会期中、一部作品の展示替えあり。
休館日  月曜日(ただし、8月31日(月)は本展のみ開館(東博コレクション展は休館。
     8月10日(月)は本展は休館(東博コレクション展のみ開館)。)
観覧料金 一般 2,300円、大学生1,300円、高校生 900円
     (注)中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に学生証、障がい  
        者手帳等の提示が必要。
      
展覧会の詳細等については展覧会公式サイトをご覧ください⇒https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/

※展示室内は一部を除き撮影不可です。掲載した写真は報道内覧会で主催者の許可を得て撮影したものです。

展示構成
 第一章 空海と真言密教
 第二章 後七日御修法の世界
 第三章 真言宗各派の名宝
 第四章 真言宗各派の彫刻と秘仏


第一章 空海と真言密教


唐で密教を学び、それを体系的に日本にもたらした弘法大師空海(774-835)が、「真言密教は非常に難しいので言葉だけでは伝わらない。造形の力で教えの真髄を説く。」と言っているように、真言密教の仏画や仏像を前にすると、視覚的に強く訴えてくるものが感じられます。


弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 東京国立博物館 2026年 展示風景


赤々と燃え上がる炎の中、目を大きく見開き、忿怒の形相で威圧するのは、京都・醍醐寺が所蔵する国宝《五大尊像》。
不動、降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉の五大明王が一幅ずつ描かれ、国家の安寧を祈る仁王経法や、息災、増益、調伏のために行われる五壇法の本尊として用いられた《五大尊像》は、この迫力なら魔物も逃げてしまうだろうという圧倒的な説得力があります。


国宝《五大尊像》のうち〈不動明王〉(右)、〈降三世明王〉
鎌倉時代 12~13世紀 京都・醍醐寺 前期展示(7/14-8/9)
後期(8/11-9/6)には〈軍荼利明王〉〈大威徳明王〉〈金剛夜叉明王〉
が展示されます。


弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 東京国立博物館 2026年 展示風景


続いて注目したいのは、墨の線だけで描かれた白描の密教図像。
仏様の姿・形を描いたものを図像といいますが、それぞれの仏様の形、手の形(印相(いんそう))、手に持つもの(持物(じもつ))など、文字で説明されているものを形にしているため間違って伝えられることも避けられるので、密教寺院ではとても大切にされてきました。


《十二天図像》のうち(右から)〈伊舎那天〉〈帝釈天〉〈火天〉〈閻魔天〉
〈羅刹天〉〈水天〉鎌倉時代・13世紀 京都・醍醐寺 前期展示(7/14-8/9)
後期(8/11-9/6)には〈風天〉〈毘沙門天〉〈梵天〉〈地天〉〈日天〉〈月天〉
が展示されます。

第二章 後七日御修法の世界


照明を落とした厳かな雰囲気の空間が見えてきました。
ここでは一般には公開されることがない後七日御修法の様子が再現されています。

※後七日御修法(ごしちにちみしほ)
1月8日~14日までの7日間、京都・教王護国寺[東寺]灌頂院で鎮護国家、五穀豊穣、玉体安穏などを願い、各山会各派の山主らによって営まれる真言宗最高の法会。一般には非公開。


弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 東京国立博物館 2026年 展示風景



上の写真手前は、かつて内裏の仁寿殿で行われ、のちに清涼殿の二間で行われた後七日御修法のうち観音供(かんのんぐ)の本尊として用いられていたことから「二間観音」と呼ばれていた秘仏、聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像で、この三尊の組合せはとても珍しく、ほかに類例がないものです。
また、この三尊は儀式の際も写真奥の厨子に安置されていますが、今回は特別に厨子からお出ましになっていただきました。中央の聖観音菩薩立像でも高さ約25cmの小さな像ですが、希少材であるビャクダン製の本体表面にほどこされた截金文様や、台座の色彩、金属製の精緻な光背や装身具など、当時の工人たちの技術の粋を前からも左右からも後ろからも見ることができます。

重要文化財《聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)》鎌倉時代・13世紀
京都・教王護国寺[東寺] 通期展示




第三章 真言宗各派の名宝

 
第三章には、真言宗各派の寺院が誇るゆかりの名宝のうち、書画や工芸を中心に展示されています。

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 東京国立博物館 2026年 展示風景


ここで信貴山朝護孫子寺の僧・命蓮の奇跡のエピソードが描かれた国宝《信貴山縁起絵巻》に久しぶりにめぐり合えたのはうれしかったです。
三巻構成の絵巻のうち、前期(7/14-8/9)には、命蓮が信貴山から鉢を飛ばして托鉢していたところ、これを渋った長者の米倉を飛行させた場面が描かれた「飛倉巻」、後期(8/11-9/6)には、延喜帝(醍醐天皇)の病を、命蓮が信貴山から剣護法を遣わして癒した「延喜加持巻」が展示されます。

国宝《信貴山縁起絵巻》 「飛倉巻」 平安時代・12世紀
奈良・朝護孫子寺 前期展示(7/14-8/9)
後期(8/11-9/6)には「延喜加持巻」が展示されます。

上の写真左奥に展示されているのは同じく奈良・朝護孫子寺が所蔵する《金銅鉢》です。
鉢は僧侶が托鉢の際に用いる道具で、この《金銅鉢》は聖徳太子の宝前に施入したもので、聖徳太子創建との伝承がある朝護孫子寺における太子信仰を象徴する貴重な作品です。

なお、この《金銅鉢》は命蓮の持ち物と混同されていた時期もあったそうです。
現在のドローンのように空を飛んだ鉢ではありませんが、このように関連作品が並んで展示されていると、国宝《信貴山縁起絵巻》のイメージがふくらむのでとてもありがたいです。

《金銅鉢》平安時代・延長7年(929) 奈良・朝護孫子寺
通期展示



第四章 真言宗各派の彫刻と秘仏


第四章には、奈良時代の古仏から、初期密教の魅力を伝える傑作や、普段は姿を見ることができない「秘仏」まで、真言宗各派に受け継がれてきた仏像の名品が一堂に会しています。

会場内には梁や柱が設置されていて、まるで寺院のお堂に入ったようなしつらえになっています。仏教がテーマの展覧会なので、実はこのように臨場感のある展示を期待していたのですが、まさに期待どおり。
この雰囲気を満喫しながら仏様たちを拝むことができました。

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 東京国立博物館 2026年 展示風景


第一章では、掛軸の《五大尊像》を拝見しましたが、こちらは彫刻の五大明王像。
東寺や高野山で修行を重ねた密教僧の湛海が数え73歳という、当時としてはかなり高齢になって制作したとは思えない迫力が感じられます。
閉じていた厨子がそーっと開いて五大明王が現れる場面を見てみたくなりました。

重要文化財《厨子入五大明王像》湛海作 江戸時代・元禄14年(1701)
奈良・寳山寺


2mを超える巨像で、頭部が大きく圧倒的な存在感のある重要文化財《十一面観音菩薩立像》は、33年に一度開帳される秘仏。展覧会にお出ましになる機会もあまりないので、ぜひこの機会にご覧いただきたいです。

重要文化財《十一面観音菩薩立像》平安時代・9~10世紀
三重・観菩提寺 通期展示

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 東京国立博物館 2026年 展示風景



最後のエリアに展示されている、国宝《五智如来坐像》(京都・安祥寺)と重要文化財《愛染明王坐像》(山梨・放光寺)は写真撮影ができます。
その場で撮影の注意事項をご確認ください。

顔の前で弓矢を構え、天を射るかのような姿から「天弓愛染明王」と呼ばれる重要文化財《愛染明王坐像》は、絵画で描かれることはあっても、彫像としてはとても珍しい例なのです。

重要文化財《愛染明王坐像》平安時代・12世紀
山梨・放光寺 通期展示


そして最後は、初期密教彫刻の傑作、国宝《五智如来坐像》(京都・安祥寺)。
みなさまとてもおだやかで可愛らしいお顔をしています。

国宝《五智如来坐像》平安時代・9世紀 京都・安祥寺 通期展示

仏像は、寺院では正面からしか拝むことができないことが多いのですが、今回はぐるりと後ろまで回ってどの角度からでも見ることができるのです。

このように横から見ると、正面から見たときには感じなかったのですが、私たちと一緒に前に向かって進んでいるように思えました。

国宝《五智如来坐像》平安時代・9世紀 京都・安祥寺 通期展示


特設ミュージアムショップには、展示作品をモチーフにしたオリジナルグッズやコラボグッズが盛りだくさん。

特設ミュージアムショップ


豊富なカラー図版と作品解説をはじめ、後七日御修法の特別な写真や通常公開されない秘仏など、今回の特別展の魅力を余すところなく収めた公式図録もおすすめです。

展覧会公式図録



展示替えがありますが、会期中88件の作品が展示されます。
暑い日が続いていますが、展示室内は快適です。この機会に霊場めぐりにちなんで88件の名宝、名品をめぐる旅を体験してみませんか。

2026年8月4日火曜日

江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」

東京・墨田区の東京都江戸東京博物館では、江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」が開催されています。


明治時代に入り、新政府の近代化政策によって多くの西洋文化が日本に入ってきましたが、その象徴ともいえるのが洋風建築でした。
今回の特別展は、明治期に急速に展開・普及した洋風建築について、その受容から本格的西洋建築の成立までの様子を、建築図面をはじめ、ドローイング、錦絵、模型、古写真、絵葉書、家具、建築部材などさまざまな資料や、立体パノラマなどで体感できる展覧会です。

今回は、前期最終日(7月26日)に開催された特別講演会「日本近代建築史におけるドイツと日本の洋館」に参加して、あわせて前期展示を、そしてその後、後期展示も拝見してきましたので、さっそく展覧会の様子をご紹介したいと思います。

展覧会開催概要


展覧会名 江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」
会 期  2026年6月23日(火)~8月23日(日)
     ※展示替えあり 前期:6/23-7/26、後期:7/28-8/23
開館時間 午前9時30分~午後5時30分、土曜日は午後7時30分まで、8月7日(金)・
     14日(金)・21日(金)は午後9時まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日  月曜日(ただし8月10日は開館)
展覧会の詳細、最新情報等は同館公式サイトをご覧ください⇒https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/western-style-architecture/

展示構成
 第1章 ナマコ壁と擬洋風建築(ぎようふうけんちく)
 第2章 建築家がやってきた—外国人建築家と「都市風景」
 第3章 開花する洋風の明治—日本人建築家の挑戦
 第4章 羨望の住処(すみか)―明治の洋風邸宅 

※展示室内は一部作品のみ撮影可です。会場内で撮影の注意事項をご確認ください。


展示室に入って最初に感じたのは、立体パノラマによる都市風景の再現展示が広がる臨場感でした。

私たちをお出迎えしてくれるのは、横浜・山手から見た幕末の横浜居留地の景色。


「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景

港内には多くの外国船が停泊し、手前には外国人の居留地が広がっています。
空にはカモメが飛び、鳴き声が聞こえ、時間の経過とともに日が昇り、日が暮れて夜になってまた朝が来るという一日の移り変わりも体験できます。


第1章 ナマコ壁と擬洋風建築(ぎようふうけんちく)

明治元年(1868)、東京開市とともに築地に居留地が開かれ、外国人向けの宿泊所として建てられたのが築地ホテル館でした。主設計はアメリカ人建築技術者リチャード・ブリジェンスが行い、工事は大工棟梁の二代目清水喜助が担当しました。
そして、清水が明治5年(1872)に設計・施工を手がけたのが、大作・第一国立銀行でした。
横浜に続いての立体パノラマは、雪景色の中の中の第一国立銀行。
このように、江戸時代以来の大工が明治初期に見よう見まねで作った和洋折衷の建物を「擬洋風建築(ぎようふうけんちく)」と呼びます。

「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景


この立体パノラマの原画は、もちろんこの方の作品。
「光線画」で一世を風靡した明治期の版画家・小林清親です。
雪の第一国立銀行が描かれた風景は、小林清親の展覧会が開催されれば、必ずといってよいほど展示されるので、ご覧になられた方も多いのではないのでしょうか。

海運橋 第一銀行雪中 小林清親/画 1877年(明治10)年 東京都江戸東京博物館
※前期展示のため現在は展示しておりません。 


第2章 建築家がやってきた—外国人建築家と「都市風景」

「擬洋風建築(ぎようふうけんちく)」はどれも個性豊かなものでしたが、新政府が求めていたのは個性よりも「本物の西洋」でしたので、さまざまな国から建築家が招聘されました。

冒頭でご紹介した特別講演会「日本近代建築史におけるドイツと日本の洋館」では、「洋館 明治の夢と挑戦」出品作品「国会議事堂案 外観透視図」(エンデ&ベックマン作)を所蔵しているベルリン工科大学建築博物館館長のハンス=ディーター・ネーゲルケ氏、日本におけるエンデ&ベックマン研究の第一人者である堀内正昭氏から、明治時代におけるドイツ建築と日本の洋館について、お話をおうかがいしました。

なかでも、2人のドイツ人建築家、ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンが設計した3件のうち、2件は実現しなかったこと、建築様式には古代ギリシャ、ゴシック、ルネサンスなどさまざまな様式があって、ドイツの建築家たちはそれらを発展・変容させているということを実例をあげて紹介されたお話は特に興味深かったです。

エンデ&ベックマンが「官庁集中計画」の一環として設計した国会議事堂のドローイングは、日本初公開です。

国会議事堂案 外観透視図 エンデ&ベックマン/設計
1887-1888年(明治20-21)頃 ベルリン工科大学建築博物館
Architekturmuseum der Technischen Universität Berlin Inv. Nr.20190


エンデ&ベックマンが設計した作品でもう一つ実現しなかったのは東京裁判所で、実現したのは法務省旧本館でした。今回の特別展のサブタイトルにあるように、エンデとベックマンの挑戦は、法務省旧本館を除き夢と終わってしまったのです。
もし、エンデとベックマンの夢が実現していたら、官庁街は重厚な建物が並び、少し違った雰囲気の風景になっていたのかもしれません。

東京裁判所 第一案 外観透視図 エンデ&ベックマン/設計
1887年(明治20)頃 ベルリン工科大学建築博物館
Architekturmuseum der Technischen Universität Berlin Inv. Nr.1071


明治政府にとって、幕末期に欧米列強と締結した不平等条約の改正(治外法権の撤廃、関税自主権の回復)は最大の政治課題でした。そこで、条約改正のために欧米の制度・生活様式などを取り入れた欧化政策をとりましたが、その象徴が、多くの日本人建築家を育てたイギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計した鹿鳴館で行われた舞踏会でした。
ここではワルツの調べが流れ、夜になれば舞踏会参加者たちの客たちのざわめきも聞こえてきます。


「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景



第3章 開花する洋風の明治—日本人建築家の挑戦

第3章では、明治12年(1879)、ジョサイア・コンドルが育成して工部大学校造家学科(現・東京大学工学部建築学科)を卒業した日本人初の建築家4名(辰野金吾、片山東熊、曾禰達蔵、佐立七次郎)らの業績が紹介されています。


ドイツから招聘された鉄道技術者フランツ・バルツァーが提案した東京駅の立体図案は和風の案だったので、洋風の駅舎を求めていた日本側に採用されることはありませんでしたが、その後の設計を託された辰野金吾は、バルツァーの配置案を引き継いで現在の東京駅の設計を進めました。    

バルツァー提案による中央停車場模型 2014年(平成26)
 鉄道博物館(東京ステーションギャラリー)

こうして誕生したのが、辰野金吾が設計した中央停車場(現・東京駅)でした。
戦争による被害を受けましたが、平成24年(2012)におよそ100年前の姿によみがえり現在に至っています。

中央停車場建物展覧図 1911年(明治44)頃 鉄道博物館

第3章の最後の立体パノラマは、辰野金吾の帝国製麻ビルと、妻木頼黄が装飾を担当した日本橋。明治建築界のライバルの作品は、かつてこのように対峙していたのでした。

「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景



第4章 羨望の住処(すみか)―明治の洋風邸宅 

今回の特別展のフィナーレを飾るのは、東宮御所(現・迎賓館赤坂離宮)の朝日之間や花鳥之間などの写真を背景に、その場で実際に使われていたサイドボードや椅子、食器台などが展示された豪華絢爛な空間です。
展示を眺めていると、まるでその場にいるような贅沢な気分になってきます。

「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景



「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景


冒頭にご紹介したように、明治期の洋館が体感できる展示です。それに、解説もわかりやすく、建築ファンはもちろん、建築に詳しくなくても、大人も子ども楽しめるので、夏休みのぴったりの展覧会です。おすすめです。

お帰りの際には東宮御所に入った気分で記念撮影をぜひ!


2026年7月22日水曜日

国立西洋美術館 企画展「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」

東京・上野公園の国立西洋美術館では、企画展「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」が開催されています。
 


今回の企画展は、17世紀オランダを代表する画家レンブラント(1606-1669)の版画表現の可能性を拓いた名作はもちろん、レンブラントに憧れた巨匠たちの作品も展示されて、レンブラントの版画史における’’インパクト”にも注目した国内初の大規模な展覧会です。

それではさっそく展覧会の様子をご紹介したいと思います。

展覧会開催概要


展覧会名 版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト
会 場  国立西洋美術館(東京・上野) 企画展示室
会 期  2026年7月7日(火)~9月23日(水・祝)
開催時間 9:30~17:30(毎週金・土は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
主 催  国立西洋美術館、レンブラント・ハウス美術館、朝日新聞社
国立西洋美術館公式サイト⇒https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2026rembrandt.html

展示構成
 第1章  レンブラント、版画の挑戦
 第2章 受け継がれる遺産 17―18世紀
 第3章 世紀を超えるインパクト 19―20世紀

※展示室内は一部の作品を除き撮影可です。会場で撮影の注意事項をご確認ください。


見どころ1 版画家レンブラントの挑戦!


今回の展覧会では、「油彩以上に色彩豊か」(詩人・批評家テオフィル・ゴーティエ[1811-1872])とも言わしめた、レンブラント版画の魅力がたっぷり紹介されます。

レンブラントは、エッチング制作を始めた当初、多くの自画像を制作しました。その主要な目的のひとつは、表情の習作だったと考えられています。
第1章の冒頭には、レンブラントの母の肖像、レンブラント自身の自画像、アムステルダムの版画商の肖像などが展示されています。

第1章展示風景


レンブラントの自画像は、驚いたような様子だったり、しかめっつらをしていたり、羽根飾りつきの帽子をかぶってかしこまっていたりと表情豊か。
レンブラントという人がとても身近に感じられました。

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《自画像、口を開けた顔》
1630年 エッチング レンブラント・ハウス美術館



レンブラントがエッチングで手掛けた主題は、肖像、風俗、聖書の物語、風景など多岐にわたりますが、ジャンルの専門化が進んだ17世紀当時のオランダでは、レンブラントの主題の幅広さは例外的なもので、野心的なものでした。

風俗画が人気を博したこの時代にレンブラントは風俗画も描きましたが、無宿者や旅回りの楽師や行商人など社会のアウトサイダーとみなされてきた人たちを好んで描いたのもレンブラントの特徴でした。

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《旅回りの楽師たち》
1635年頃 エッチング レンブラント・ハウス美術館

キリスト教的主題も当時では主流ではありませんでしたが、レンブラントが制作したエッチングの中で大きな割合を占めていたのが「キリスト教主題」の作品でした。

エッチングの歴史に残る傑作とされるのが《百グルデン版画》。
このタイトルは作品についた破格に高額な値段にもとづいたもので、1649年末までにはこの価格がすでについていたとのことですので、レンブラントの人気の高さがうかがえます。

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《百グルデン版画》
1648年頃 エッチング、ドライポイント、ビュラン/和紙 国立西洋美術館


厳かに光を放つキリストを中心に、『マタイによる福音書』19章に記された複数のエピソード―病人の癒し、パリサイ人たちとの論争、子どもたちの祝福、富める若者への譴責―が一つの画面の中で同時進行的に描かれています。
複数のエピソードを同時進行で展開させる手法、線の重ね具合によって画面右側の漆黒の闇からグレー、白へと移り変わる陰影のグラデーション、そしてインクのにじみの効果が出る和紙を使っていることなど、まさにレンブラントの挑戦がぎゅっと詰まった作品です。



見どころ2 レンブラントのインパクト!


「どちらがレンブラントのエッチング作品でしょうか?」と聞かれても迷ってしまいますが、下の写真右はレンブラント20歳代の《自画像、口を開けた顔》から18年後に制作された《窓辺でエッチングを制作する自画像》、左はゲオルク・フリードリヒ・シュミットの《窓の蜘蛛を伴う自画像》でした。

右 レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《窓辺でエッチングを
制作する自画像》1648年 エッチング、ドライポイント、ビュラン/中国紙 
左 ゲオルク・フリードリヒ・シュミット《窓の蜘蛛を伴う自画像》
1758年 エッチング、ドライポイント どちらもレンブラント・ハウス美術館

シュミットは、エングレーヴィングによる肖像画の複製において高く評価されたドイツの作家で、キャリアの後半にはレンブラント風のエッチングを多く手掛けるようになり、サンクトペテルブルク滞在中に制作された《窓の蜘蛛を伴う自画像》は、その代表作に数えられます。
レンブラントの自画像を土台にしつつ、シュミットが好んだと考えられるヴァイオリンやワイン、兵役の経験を示唆する剣、窓の外にはロシアの風景、窓ガラスには運命や時の経過と結びつけられたモティーフのクモの巣が描かれるなど、独自の趣向を取り入れているところに注目したいです。

フランスの画家でフォーヴィスムの代表的作家のひとり、マティスもレンブラントへの敬意を表した作品を描いていました。


アンリ・マティス《版画を彫るアンリ・マティス》
1900-03年 ドライポイント 国立西洋美術館


18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍したスペインの画家、版画家ゴヤは、スペインであまり知られていなかったレンブラントの版画を熱心に研究して、受けた刺激を自作に反映させました。

左 レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《使徒たちに現れるキリスト》
1656年 エッチング レンブラント・ハウス美術館
右 フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス
《〈戦争の惨禍〉79:真理は死んだ》 1810-20年頃
エッチング、バーニッシャー/ウォーヴ紙 国立西洋美術館


「真理」は、王政復古による「憲法の自由」の死の暗喩を表した作品で、群像の配置や「真理」が発する光線の描写に、レンブラントの《使徒たちに現れるキリスト》とのつながりが見て取れます。


エッチングに対する関心が下火になっていた19世紀、エッチング・リヴァイヴァルが起こり、エッチングの普及と地位向上を目指す『エッチングのパリ』誌の宣伝のために制作されたのが、レガメのポスターでした(下の写真右)。

このポスターのオリジナルは、今回の展覧会のメインビジュアルになっているレンブラントの《書斎の学者(ファウスト)》(下の写真左)。今回の展覧会のメインビジュアルになっている作品です。

右から フレデリック・レガメ《『エッチングのパリ』誌ポスター》
1875年 リトグラフ/青色紙 レンブラント・ハウス美術館
ヴィクトル=マリー・ユゴー『ノートル=ダム・ド・パリ』1832年、パリ
(初刊1831年) 東京大学総合図書館
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《書斎の学者(ファウスト)》
1652年頃 エッチング、ビュラン、ドライポイント 国立西洋美術館


見どころ3 レンブラント・ハウス美術館と国立西洋美術館による共同企画!


「わっ、なんでここに《夜警》が!?」と一瞬驚いてしまいましたが、これはレンブラントの《夜警》をはじめ名高い巨匠たちの油彩画をもとに、数々のエッチングを制作したフランス人画家シャルル・ワルトネの作品でした。
そしてこれは国立西洋美術館の所蔵作品と知って、またいつか見る機会があるかもと思い、うれしくなってきました。

シャルル・ワルトネ《夜警(レンブラントに基づく)》1886年
エッチング、ドライポイント/和紙 国立西洋美術館 星元太郎氏より寄贈



次の2点の作品もレンブラントとシュミットの作品と同じく「どちらがレンブラントの作品?」と思ってしまいますが、下の写真の上がレンブラントの《三本の木》(国立西洋美術館)、下がフランスの画家、彫刻家、銅版画家、ルグロの《嵐の川景色》(レンブラント・ハウス美術館)です。
雨や雲、木々の表現など、ルグロがレンブラントのインパクトを受けた作家のひとりであることがよくわかります。

なお、《三本の木》の作品解説のキャプションによると、左の水辺では男女が釣り糸を垂れ、右の繁みには密会中の男女が潜み、右奥の斜面の上を馬車が横切り、その先にはレンブラント自身と思われる画家が描かれているとのことですが、すべてを見つけ出すのはかなり難易度が高いです。ぜひその場でレンブラントの巧みなエッチング表現に「挑戦」してみてください。

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《三本の木》 1643年
エッチング、ドライポイント、ビュラン 国立西洋美術館


アルフォンス・ルグロ《嵐の川景色》
1857年 ドライポイント レンブラント・ハウス美術館


オランダ、アムステルダムの中心に位置するレンブラント・ハウス美術館は、レンブラントが1639年から1658年まで実際に暮らした家を利用した、世界で唯一のレンブラント専門の美術館で、レンブラントによるエッチングの世界有数のコレクションを中心に、素描作品、さらに彼と関連の深い、あるいは、その強い影響を受けた芸術家たちの作品を収蔵しています。

一方、国立西洋美術館でも、レンブラントのエッチングを重点的な収集の対象として、《百グルデン版画》など代表作を含む、20点余の作品を所蔵しています。
今回の展覧会は、レンブラント・ハウス美術館と国立西洋美術館による共同企画で、両館が誇るコレクションを中心に、国内の美術館や個人蔵の作品も加えた約130点が一挙に展示され、レンブラントのエッチングと、それが同時代及び続く時代に与えた影響を見ていく企画です。

先ほどご紹介したレンブラントとゴヤの夢の競演をはじめ、両館の作品が並んで展示されていて比較できるのも共同企画ならでは。この絶好の機会にぜひ版画家レンブラントの魅力をお楽しみいただきたいです。


特設ミュージアムショップには関連グッズも盛りだくさん。



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