前回からの続きで、ワイマール市内の風景を紹介します。
ワイマールには街のあちこちで有名な芸術家の跡をたどることができる。
まずは、ゲーテをワイマールに招聘し、芸術を振興したカール・アウグスト公の銅像。
銅像は自らの居城をのぞむ位置に立っている。
国民劇場前のゲーテとシラーの像。
第一次世界大戦終結後の1919年8月11日、この国民劇場で開催された国民議会で「ワイマール憲法」が制定された。
ワイマールはゲーテの街。ゲーテ・ハウスに限らず、ゲーテの面影は街のあちこちに見つけることができる。
ゲーテ・カフェの看板。
ゲーテの指さす先はスーベニアショップ。
ゲーテが足しげく通ったシュタイン夫人の家に行く小路。
ゲーテに招かれてワイマールに移ってきたシラー(1759-1805)の面影も残っている。
左の黄色い建物はシラーの家。シラーは1802年から亡くなる1805年までここに住んでいた。
写真には写っていないが、中庭をはさんで右側にはシラー博物館が併設されている。
高校生たちはこれからドイツ文学の課外授業。
シラーの家の前を通るショッピングストリートはシラーにちなんで「シラー通り」。
そしてワイマールにはバッハ(1685-1750)も1708年から1717年まで住んでいた。
しばしの散歩を楽しんだ後はお待ちかねの夕食。
この日は前から目をつけていた「ツム・ツヴィーベル(玉ねぎ亭)」。
もちろんお目当てはツヴィーベル・クーヘン(玉ねぎケーキ)。
店の入り口は狭いが、中は奥行きがある。左奥には玉ねぎがぶら下がっている。
まずはビールで乾杯。
続いて料理。
奥が「玉ねぎケーキ」。
タルトになっているものしか知らなかったが、これはピザ風。
メインはルーラーデ(牛肉を巻いて焼いたもの)。
赤キャベツとポテトダンプリングの組み合わせは、前の年の11月にドレスデンで食べたときと同じもの(2012年7月29日のブログをご参照ください)。やはりここでもジャガイモがご飯代わり。
ビールは2杯目に突入している。
これでお値段は19.6ユーロ。チップを入れて払ったのが22ユーロ。当時のレートで2,100円ちょっと。ビールの酔いで心地よくなり、おいしいものを食べておなかも満ち足りたので、手ごろな値段だろう。
外に出てみると、あたりはすっかり暗くなり、ひんやりとした空気がさわやかに感じられた。
(次回に続く)