平成25年9月6日(金)ニュルンベルク続き
中央広場からなだらかな坂を上ると、カイザーブルクの城壁が見えてきた。
門をくぐって中に入り、受付に行くと、午後1時からのガイドツアーがあるというので、それに申し込み、待っている時間に少し腹ごしらえをすることにした。
それにしてもいつもことだが、朝しっかり食べるので昼になっても全くおなかが空かない。
それでもエネルギー補給に何か食べないと、と思い、受付近くの売店でレーズンパンを買い、ベンチに座って食べながら通り過ぎていく観光客の人たちを眺めていた。
今回の旅行は「美術紀行」と銘打っているので、あまり食事のことが出てこないが、実は紹介できるほどの食事をしていない、というのが本当のところだ。
まず、ミュンヘンに着いた日の夜は機内で一足早いオクトーバーフェストのメニューを食べたので夜は食べなくていいかな、と思ったが、夜の8時近くになって少しおなかが空いてきたので、駅の近くの食料品店でパスタとビールを買い込み、ホテルの部屋でとりあえず無事到着の祝杯をあげた。
といっても、早く休みたかったので、モッツァレラ、トマト、レタスのサンドと500mlの缶ビール、と至って軽めの夕食。
それにしてもこのお店の若いトルコ系の店員さんは愛想がよかった。
「日本から来た」というと、「コンニチワ」とか、5ユーロを出すと「これって『ゴ』っていうんだよね」とか日本語を使って話しかけてくるが、こちらも悪い気はしない。
ビールは地元ミュンヘンのPAULANERの酵母入り。
下の写真の一番下の行には「1516年のバイエルンのビール純粋令にしたがって製造された」と誇らしげに書かれている。
このブログでも以前に紹介したが、今でもドイツでは1516年にバイエルン公ヴィルヘルム4世が公布したビール純粋令が守られている。わざわざ「バイエルンの」としたあたりはミュンヘンの醸造所の誇りだろうか。
ドイツビールらしくコクがあって飲みごたえがある。
翌日はニュンフェンベルク城に行った日だが、この日の昼はお城の近くで食べたアイスクリーム。
夜も迷った挙句、駅ナカの売店で買ったラザニアとPAULANERの今度は酵母入りでないノーマルなもの。
ついでにこの日、ニュルンベルクから帰ったときの夕食は同じ駅ナカの売店で買ったパスタ・アラビアータといつもの食料品店で買ったビール。この日は銘柄を変えて修道僧のラベルのFranziskaner。
もちろんミュンヘンの地元のビール。
こちらが駅ナカの売店。お世話になりました。
ずいぶん安上がりな食事だったが、それでも料理の味は良かったし、地元のビールも味わえたし、自分なりに結構充実した食事だったと思っている。
さすがに最終日はレストランで夕食をとったが、それはまたあとで。
(次回に続く)