2014年7月15日火曜日

バイエルン美術紀行(16) ミュンヘン新市庁舎

平成25年9月7日(土)続き

朝からずっと建物の中にいたので、外の空気が吸いたくなってきた。
強い日差しの中、マリエン広場まで歩き、新市庁舎の塔を仰ぎ見る。
ドイツの夏らしく湿気はなく、空はどこまでも青い。


新市庁舎の塔はエレベーターで上まで登ることができる。
高いところから見るミュンヘンの街並みもまた素晴らしい。
二つのねぎの頭の塔が特徴のフラウエン教会。


 

こちらはペーター教会。向こうの展望台にもたくさんの人が登っていてミュンヘンの街並みの眺めを楽しんでいる。



今回初めてカメラのミニチュアライズ機能を試してみた。
こうやってみると、建物も通りを歩く人たちも、本当にミニチュアの模型みたいだ。


こんなに出来栄えがいいとは思わなかった。結構気に入って写真を何枚も撮った。

17時からは仕掛け時計が始まる。
これはドイツで一番大きな仕掛け時計だ。
上のステージでは、1568年に行われたバイエルン領主ヴィルヘルム5世の結婚式の場面が再現されている。
下のステージで踊っているのは、ミュンヘンの桶屋組合の面々。
街がペストに襲われたあと、こわがって外に出るのをためらっていた街の人たちを元気づけるため、桶屋組合の人たちが通りに出て踊ったのがはじまりという「桶屋踊り」。
それ以来、桶屋踊りは7年に一回、行われている。



上のステージでは結婚式のセレモニーが続いている。
マリエン広場で行われた槍を持った騎士の一騎討ち。
勝つのはいつも馬に青色の衣装をまとわせたバイエルンの騎士。
相手方の騎士が倒れたところで見物客たちは拍手喝采。




夕方になって街にくり出す人も多くなってきた。


次はカンディンスキーをはじめとした「青騎士」たちの絵画を展示しているレンバッハハウスだが、さすがに疲れてきたので、ホテルに戻って少し休むことにした。
(次回に続く)