K20州立美術館は、その名の通り20世紀美術の宝庫(Kはドイツ語で芸術(Kunst)の頭文字)。
特にパウル・クレーがナチスが政権を取った1933年までデュッセルドルフ大学で教鞭をとっていた縁で、クレーの作品を多く所蔵している。
それに企画展示室では「エジプト後~マックス・スレヴォークトとパウル・クレーの旅行」というタイトルでパウル・クレーとドイツの印象派画家 マックス・スレヴォークトの特別展が開催されていて、K20以外の美術館所蔵のクレー作品も楽しむことができた(こちらは企画展なので撮影不可)。
こちらは撮影可の常設展示室。
まずはクレーのコーナー
そしてピカソ
どこを見てもピカソ、ピカソ、ピカソ。
さらにはアンリ・マティスも、
はじける前のカンディンスキーも、
はじけたあとのカンディンスキーも、
シャガールも、
キリコも、
ダリもいる。
そして建物も芸術(Kunst)している。
デュッセルドルフには他にもクンストパラスト美術館やゲーテ博物館(イエーガーホフ城)など見どころが多いが、とても全部見て回る時間がなかった。次回の楽しみにとっておこう。
ゲーテ博物館は建物の前まで行った。
正面の建物がゲーテ博物館。「ファウスト」の自筆原稿があるそうだ。
さて、歩き疲れたところで旅行最終日は世界遺産はこれ。
もちろんドイツビールは世界遺産に指定されていないが、今回の旅行ではドイツが誇る文化遺産も十分に味わった。
ここはデュッセルドルフ中央駅近くのレストラン。
少し遅めのお昼を食べてたあと、私はデュッセルドルフ国際空港に向かった。
お昼に飲んだビールのせいか、帰りの飛行機ではほとんど寝ていたので、午前中にライン川沿いで心地よい風にあたってたと思ったら、夕方には家にいるという、不思議な気分になった。
「ドイツは近い」
あらためて実感した旅行だった。
(ドイツ世界遺産とビールの旅は今回で終了です。長い間のご愛読ありがとうございました。今年はドイツ旅行を計画していないので、これからしばらくはドイツの時事問題などトピックを紹介したいと思います。
実は近頃、中国絵画を見に中華圏に行くことが多くて、ドイツに行く時間がとれないというのが実情なのですが、中国旅行についてもブログで紹介していますので、ぜひこちらもご覧になってください。)
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