そんなこともあって、「ドイツ・ゲーテ紀行」の更新が進まないのですが、あと2回ぐらいで終わりというところで、次のドイツ行きの日が近づいてきてしまいました。
今回は9月4日(水)から9月9日(月)までの日程でミュンヘンに行ってきます。
ミュンヘンに4連泊して美術館めぐりをしようというのが大きな目的ですが、もちろん街歩きも楽しんで、のどが乾いたらビールを飲むというのも大きなウェートを占めいています。
それから、デューラーの生まれ故郷ニュルンベルクにも日帰りで行くつもりです。
それにしてもミュンヘンには、バイエルン王国を支配したヴィッテルスバッハ家が蒐集した芸術作品が並ぶアルテ・ピナコテーク、ノイエ・ピナコテーク、レジデンツ(宮殿)、ニンフェンブルク城、さらには市立レーンバッハギャラリー、と数えただけでもこれだけの美術館・博物館があって、限られた日数の中で回れるか今から不安です。
旅行から帰ってきたら、まず「ドイツ・ゲーテ紀行」を完成させて、次に「バイエルン美術紀行」を連載ていきますので、どうか引き続きご愛読のほどよろしくお願いします。
さて、先週の金曜日の夜に行った「浮世絵~珠玉の斎藤コレクション」ですが、あらためて「川崎・砂子の里資料館」の館長・斎藤文夫さんの浮世絵コレクションのものすごさに驚いてしまいました。
なにしろ浮世絵の誕生から爛熟に至る全貌を500点を超える作品で紹介しようという壮大な企画で、現在開催中の第3期だけでも150点以上の作品が展示されているのです。
会期は9月8日(日)までです。あと1週間しかありません。必見です。
今回の私のお気に入りは歌川国芳で、「横浜本町之図」(上)と「東都三ッ股の図」(下)の絵はがきをおみやげに買いました。
「東都三ッ股の図」は、隅田川の向こうに見える井戸掘り用のやぐらが描かれているので、「国芳はスカイツリーの出現を予言していた!」と話題になった作品です。
実は、この「珠玉の斎藤コレクション」、第1期と第2期は行く時間がとれなかったので、9月9日から再開する「川崎・砂子の里資料館」にはこれからも足繁く通って、今回見ることができなかった作品を追いかけていきたいと考えています。
10月1日には京急川崎駅近くに「東海道かわさき宿交流館」がオープンして、27日まで特別企画展「広重東海道五拾三次」が開催されるので、「川崎に浮世絵大集合!」といった感があります。
さていつ行こうか、と今からわくわくしています。