2014年6月13日金曜日

バイエルン美術紀行(14) レジデンツ博物館の宝物館

平成25年9月7日(土)続き

レジデンツは、1385年にミュンヘンの北東を守る砦として建築され、その後、1508年から1918年までヴィッテルスバッハ家の宮殿として使われてきた。
その間、何百年にわたり増改築が繰り返されてきたので、レジデンツはまるで迷路のように入り組んだつくりになっている。



この迷宮の中で現在見ることができるのは、世界各地から集めた財宝を展示する宝物館、かつて広間や居間といった居住空間として使われていたレジデンツ博物館、そして、きらびやかな内装のクビリエ劇場。

最初に入ったのは宝物館。
その名のとおりヴィッテルスバッハ家の栄華を誇示するかのように、まばゆいばかりの金銀財宝がこれでもかといった具合にずらりと並んでいる。

神聖ローマ帝国皇帝ハインリヒ2世(973-1024)の聖遺骨櫃はじめ黄金に輝く財宝のオンパレード。 





そういった中にあって、こういったかわいいものも。きっと子どものおもちゃなのだろう。
下の写真は丘のてっぺんで猿がオルガンを弾いている。その下は熊が鉄砲を構えている。


高さ3mはあろうかという黄金のオベリスク。

旅行用のお化粧道具。

螺鈿のきらびやかなチェス盤。

全部見終えて時計を見たらすでにお昼前。ゆうに2時間は見ていたことになる。
足は少し疲れてきたが、おなかもすいていないし、時間ももったいないので、構わずにそのままレジデンツ博物館の入口の方に向かった。
(次回に続く)