ミュンヘンやフランクフルトは気温が高くても湿度が低く、汗っかきの私でも汗はかかなかったが、ケルンは少しは大西洋に近いせいか、気温はあまり高くないが湿気がある。
中央駅前広場の噴水で水遊びする人もいる。
さて、昼食の後は大聖堂を通り過ぎてすぐ後ろにあるローマ・ゲルマン博物館。
ケルンは古代ローマ人の都市。
この場所は「ディオニソス・モザイク(紀元後220~230年頃)」が発掘された場所。それがきっかけでローマ・ゲルマン博物館はこの地に建設された。
「ディオニソス・モザイク」はローマ人の邸宅の食堂の床を飾っていたもの。
この博物館は展示も趣向を凝らしていて、「ディオニソス・モザイク」は上の階から見下ろすこともできるし、このように間近に見ることもできる。
こちらは3階分吹き抜けの場所に展示されている「古代ローマ軍の兵士ルツィウス・ポブリツィウスの墓碑」。
古代ローマ人の都市ケルンの想像図。
ケルンは土を掘るとどこからでも出土品が出てくるようだ。
室内を再現したものや、門構えを復元したり、当時の生活用品を展示したり、展示品の数々は見ごたえ十分だ。
ここはケルンの歴史を勉強するにはうってつけの場所。
高校生ぐらいの生徒たちの集団が学芸員さんの説明を受けている光景を館内のあちこで見かけた。
(次回に続く)