2014年8月21日木曜日

最近行った美術展(1)「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」

先週のことになりますが、8月12日~17日は夜9時まで開館していたので、仕事帰りに東京都美術館で開催中の「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」に行ってきました。

会場に入るとすぐにハトシェプスト女王がお出迎え。




続いて、ハトシェプスト女王のスフィンクス、ひざまずくハトシェプスト女王像と並び、さらには当時の様子を再現したハトシェプスト葬祭殿の模型まで来ると、まるで時空を越えて古代エジプトの世界に迷い込んだような気分になってきます。

展示品のレイアウトも工夫されてます。
シストラムや弧状ハープといった古代の楽器の前に来るとその音色が聞こえたり、「王族の装身具」のコーナーでは照明を暗くして輝く金の装飾品がより一層きらびやかに見えるようにしたり、見る人を飽きさせません。
夏休みなので親子連れも見かけましたが、子どもたちも楽しそうに展示品を見てましたね。

古代エジプトでは神様がさまざまな動物たちの姿になって現れてきます。
牛、猫、ハヤブサ、ライオン、コブラ、そしてユーモラスな姿のカバまでも。
カエルやハエといった小動物や昆虫もその生命力からお守りになっていました。
1センチにも満たないかわいいカエルの護符をさがして見てください。

こちらは出口近くにある記念撮影スポットです


手前はハトシェプスト女王のスフィンクス。後方は首都テーベ(現在のルクソール郊外)にあるハトシェプスト女王葬祭殿の写真です。

このように最初から最後まで古代エジプトの世界を楽しませてくれる展覧会でした。
会期は9月23日(火・祝)までです。
毎週金曜日は夜9時まで開館しているので(入場は8時30分まで)、仕事帰りにふらりと古代エジプトを散歩してみてはいかがでしょうか。
展覧会の詳しい情報はこちらをご参照ください。

http://www.tobikan.jp/exhibition/index.html


下は11年前にハトシェプスト女王葬祭殿に行ったときの写真です。とても懐かしいです。