「最近行った美術展」の第3弾は、少し前になりますが、7月の終わりに行った「デュフィ展」と「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」です。
残念ながら「デュフィ展」は東京会場では終わってしまいましたが、今は大阪のあべのハルカス美術館で開催中です。
このパンフレットは、あべのハルカス美術館バージョンです。
海や空、草木や花、そしてパリや南フランス、デュフィの生まれ育ったル・アーブルの街角や広場、さらにはアトリエの中。
会場いっぱいに明るい色彩のデュフィの世界が広がっています。
こういった風景を見にヨーロッパの街に行ってみたい、そんな気持ちにさせてくれる展覧会でした。
10月9日からは愛知県美術館にも巡回します。
詳細はこちらをご参照ください。
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http://event.chunichi.co.jp/dufy/
次の「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」は、現在、世田谷美術館で開催中です。
圧巻はなんといってもパンフレットの表紙になっているモネの「ラ・ジャポネーズ」。
鮮やかな色彩と着物の柄になっている刀を抜こうとする武者の立体感は必見です。
印象派の画家たちが日本の浮世絵から強い影響を受けたのはよく知られていますが、今回の展覧会では両方を並べて展示しているので、どれだけの影響を受けたかがよくわかります。
それにしてもモネの「積みわら」が広重の東海道五十三次「鞠子宿」の構図からヒントを得たとは知りませんでした。
でも、いくらモネといえども鞠子宿のとろろ飯の味は知らないでしょうね。1時間以上待ってでも食べるだけの価値がある美味しさでした。
この展覧会も京都、名古屋と巡回します。詳細はこちらをご参照ください。
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http://www.boston-japonisme.jp/top/